バックエンドエンジニアを目指す初心者が最初に取り組むべき開発の基本を解説します。この記事では、プログラミング言語の選び方、簡単なサーバー作成、そしてコードを管理するためのGitとGitHubについて説明します。
プログラミング言語の選定ガイド
バックエンドエンジニアとして最初に決定すべきことは、使用するプログラミング言語を1つ選ぶことです。
代表的な言語には次のようなものがあります:
- Python:初心者にもわかりやすい構文で、AIやデータ分析にも広く使われています。
- JavaScript(Node.js):フロントエンドと統一された環境で開発でき、リアルタイムアプリに強みがあります。
- Go:シンプルかつ高速で、スケーラブルなシステム開発に向いています。
- Ruby:迅速にWebアプリを開発できるRuby on Railsというフレームワークで有名です。
まず一つの言語を深く学び、基本的な概念や構文をしっかり身につけましょう。
簡単なサーバー作成
バックエンド開発の学習は、シンプルなWebサーバを実際に作ってみることから始めるとよいでしょう。例えば、以下のような手順で始めることができます。
- 選択した言語のインストール
- 「Hello World」を表示する簡単なHTTPサーバーを作成する
- ローカル環境で動作確認を行う
Pythonの場合、以下のコードだけで簡単なサーバーを立てることができます:
from http.server import HTTPServer, SimpleHTTPRequestHandler
server_address = ('', 8000)
httpd = HTTPServer(server_address=('', 8080), RequestHandlerClass=SimpleHTTPRequestHandler)
httpd.serve_forever()
Git・GitHubの基本的な使い方
Gitはコードを管理するためのバージョン管理ツールです。開発したコードを安全に保管し、チームメンバーと共有するために使われます。
初心者が覚えるべき基本的なGit操作は以下の通りです:
- リポジトリの初期化(
git init
) - 変更したファイルを登録(
git add
) - 変更を記録(コミット)する(
git commit
) - GitHubへコードを送信(
git push
) - 他の人のコードを取得(
git pull
)
また、GitHubというオンラインサービスを使うことで、自分のプロジェクトを公開したり、他の開発者のプロジェクトに貢献したりできます。
推奨される学習順序
- 一つのプログラミング言語を選び、基礎を習得する。
- 簡単なWebサーバーの作成を実践する。
- Gitを使ってコードを管理し、GitHubを通じて公開・共有する方法を学ぶ。
次のステップ
基礎的なバックエンド開発の流れを掴んだら、次はデータベースやAPIの基礎を学んで実際のWebアプリケーション開発を深掘りしていきます。