バックエンドエンジニアロードマップ

APIと通信プロトコル

この記事ではバックエンドエンジニア向けに、APIの設計方法と重要な通信プロトコルについて解説します。

APIとは何か?

API(Application Programming Interface)とは、アプリケーション間が通信するためのインターフェースのことです。バックエンドエンジニアは主にAPIの設計・実装を担当し、フロントエンドや他システムとのデータ連携を実現します。

RESTful API設計

REST(Representational State Transfer)はWebサービスを構築する際の一般的な設計スタイルです。

RESTの基本原則

  • ステートレス(状態を保持しない)
  • 統一インターフェース(HTTPメソッドを活用する)
  • リソース中心の設計(URLでリソースを表現)

主要なHTTPメソッド

  • GET: データ取得
  • POST: 新規作成
  • PUT: 更新
  • DELETE: 削除

HTTPステータスコードの効果的な活用

  • 200 OK: 正常処理
  • 201 Created: 作成成功
  • 400 Bad Request: リクエスト不正
  • 401 Unauthorized: 認証失敗
  • 404 Not Found: リソースなし

JSON API と OpenAPI(Swagger)

  • JSON API はJSON形式で一貫性あるデータ構造を提供する仕様です。
  • OpenAPI(旧Swagger) はAPIの仕様を文書化する標準規格で、自動でドキュメント生成も可能です。

WebSocket と GraphQLの基礎

  • WebSocket: 双方向リアルタイム通信を実現するプロトコルで、チャットやリアルタイム通知などに適しています。
  • GraphQL はクライアントが必要なデータを柔軟に取得できるように設計されたAPIクエリ言語です。

推奨される学習順序

  1. RESTful API設計の基本概念を理解
  2. 実際のプロジェクトでREST APIを設計・実装
  3. JSON API、OpenAPI仕様のドキュメント化を練習
  4. 必要に応じてGraphQLやWebSocketを習得

次のステップ

API設計が理解できたら、認証・認可とセキュリティの基礎知識を学び、APIの安全性を高める方法を身につけましょう。

参考リンク

-バックエンドエンジニアロードマップ
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