バックエンドエンジニアロードマップ

認証・認可とセキュリティ基礎

バックエンドエンジニアとして安全なシステム構築に不可欠な認証・認可およびセキュリティ対策の基礎知識について解説します。

認証と認可の違い

  • 認証(Authentication):ユーザーが誰であるかを確認するプロセスです(例:ログイン処理)。
  • 認可(Authorization):認証されたユーザーがどのリソースにアクセスできるかを制御する仕組みです。

Cookieとセッション管理

Cookieベースのセッション管理は、サーバー側にセッション情報を保存し、クライアント側にはCookieとしてセッションIDを保存する手法です。

JWT認証とOAuth2.0の基本

  • JWT (JSON Web Token) は、サーバーにセッション情報を持たないステートレスな認証方法で、トークンを用いて安全に認証を行います。
  • OAuth2.0 は第三者アプリに対して限定的なアクセス権を安全に付与するためのプロトコルです(例:GoogleやFacebookログイン)。

OWASP Top10とWebセキュリティ対策

OWASP Top10は、Webアプリケーションの代表的な脆弱性をまとめたものであり、これらのセキュリティリスクを回避するための対策を示しています。具体例には以下のようなものがあります。

  • SQLインジェクション
  • クロスサイトスクリプティング(XSS)
  • 認証の不備

バックエンドエンジニアは、これらの脅威への基本的な対策を理解し実施する必要があります。

推奨される学習順序

  1. 認証(Cookie/セッション→JWT→OAuth)の基本的な仕組みを理解
  2. 実際にJWTやOAuth2を利用した認証機能を実装
  3. OWASP Top10の概要と基本的な防御策を習得

次のステップ

セキュリティの基礎を固めたら、次はキャッシングやパフォーマンス改善手法について学んでいきましょう。

参考リンク

-バックエンドエンジニアロードマップ
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