バックエンドエンジニアロードマップ

データベースの基礎(リレーショナル & NoSQL)

バックエンドエンジニアにとってデータベースの理解は不可欠です。この記事では、中級者向けにデータベースの基本的な概念と、リレーショナルデータベース(RDB)およびNoSQLデータベースの基礎を解説します。

データベースとは?

データベースとは、情報を効率的に保存・取得・管理する仕組みです。Webサービスのバックエンドではユーザー情報、商品情報、ログなどを安全かつ迅速に管理するために欠かせません。

リレーショナルデータベース(RDB)

RDBは、テーブル形式(行と列)でデータを保存する方式のデータベースです。

  • 代表的なRDB: PostgreSQL、MySQL、Oracle
  • 主な特徴: SQLを用いて操作、データの正規化による整合性の保持

SQL入門

SQL(Structured Query Language)は、RDBを操作するための言語です。

主な操作は以下の通りです。

  • SELECT:データを取得
  • INSERT:データ挿入
  • UPDATEDELETE:データの更新・削除
  • JOIN:複数テーブルを結合してデータを取得

NoSQLデータベース

NoSQLは「Not Only SQL」の略で、リレーショナルデータベースが苦手とする領域(スケーラビリティや柔軟性)をカバーするために登場しました。

  • 代表的なNoSQLデータベース: MongoDB(ドキュメント型)、Redis(キー・バリュー型)など
  • 主な特徴: 柔軟なスキーマ設計、スケーラビリティに優れる

正規化と非正規化

  • 正規化: データ重複を排除し、整合性を保ちやすくすること。主にリレーショナルデータベースで重視される。
  • 非正規化: あえてデータを重複させ、高速な読み取りを実現する手法。パフォーマンス重視の設計。

データベース選択のポイント

  • トランザクションが重要 → リレーショナルDB(ACID特性)
  • 大量のデータや柔軟な構造が必要 → NoSQLデータベース

推奨される学習順序

  1. リレーショナルデータベースの基礎(SQL習得)
  2. データの正規化・非正規化を理解
  3. NoSQLの基礎を学び、実践

次のステップ

データベースの基礎を押さえたら、次はAPI設計や実際のアプリケーションでのデータベース活用へと進みましょう。

参考リンク

-バックエンドエンジニアロードマップ
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